包帯クラブ
【紹介文】
インターネットと通して、傷ついた人の心を癒す“包帯クラブ”。メンバーのディノ、ワラ、タンシオ、ギモ、リスキは、HPに投稿された出来事から、その人が傷ついた場所に包帯巻き、それをデジカメで撮影し、投稿者に送る…という活動をしていた。なんとなく毎日を過ごしていたワラたちは、クラブの活動が盛り上がるに従って、何もない日々が潤い、自身も癒されていた。そんなときHPに中傷メッセージが書き込まれ、それは日に日に増えていく…。
天童荒太原作の同名小説を『明日の記憶』やTVドラマ『トリック』などの堤幸彦が映画化。クラブのメンバーが人の心の傷を知ることで、やさしさや思いやりに目覚め、なおかつ、それぞれがモヤモヤした悩みを仲間とともに一蹴し、殻を破って前進しようとする姿を描いた青春映画の快作。謎めいたディノを演じた柳楽優弥の奔放な個性がスクリーンを躍動。ダイナミックな動きと微妙な表現力でその魅力を爆発させ、最高のパフォーマンスを見せる。将来に希望を持てなかったけれど、クラブの仲間との出会いと経験を通して変化の兆しを見せるワラを演じた石原さとみもイキイキとしてチャーミングだ。堤監督の演出も、いまどきの若者に心理を綴った脚本も的確で、すがすがしい作品になった。(斎藤香)
インターネットと通して、傷ついた人の心を癒す“包帯クラブ”。メンバーのディノ、ワラ、タンシオ、ギモ、リスキは、HPに投稿された出来事から、その人が傷ついた場所に包帯巻き、それをデジカメで撮影し、投稿者に送る…という活動をしていた。なんとなく毎日を過ごしていたワラたちは、クラブの活動が盛り上がるに従って、何もない日々が潤い、自身も癒されていた。そんなときHPに中傷メッセージが書き込まれ、それは日に日に増えていく…。
天童荒太原作の同名小説を『明日の記憶』やTVドラマ『トリック』などの堤幸彦が映画化。クラブのメンバーが人の心の傷を知ることで、やさしさや思いやりに目覚め、なおかつ、それぞれがモヤモヤした悩みを仲間とともに一蹴し、殻を破って前進しようとする姿を描いた青春映画の快作。謎めいたディノを演じた柳楽優弥の奔放な個性がスクリーンを躍動。ダイナミックな動きと微妙な表現力でその魅力を爆発させ、最高のパフォーマンスを見せる。将来に希望を持てなかったけれど、クラブの仲間との出会いと経験を通して変化の兆しを見せるワラを演じた石原さとみもイキイキとしてチャーミングだ。堤監督の演出も、いまどきの若者に心理を綴った脚本も的確で、すがすがしい作品になった。(斎藤香)
【評価】 平均評価: 5.0/ 総数: 12件
柳楽の存在感に圧倒されました。柳楽の映画は星になった少年以来観ていませんでしたが彼が素晴らしい役者であることを再確認した一本です。彼の目の輝きに見入ってしまうことが劇中何回もありました。周りの共演者もそれなりに、そつなくこなし出演者達の存在だけで十分元を取れる作品です。惜しいのはヒロインの石原さとみが一本調子だったことと、貫地谷しほりのわざとらしい演技が残念でした。しかし彼女も演技力はあると思うのでそんなに気にはなりませんでしたが・・・ただ星が一個欠けた理由はストーリーの凡庸さです。「包帯を巻く」ということは発想としては面白いですが、そこから始まり、つながり展開される話は過去の三文芝居、ドラマの水準です。個々のエピソードなどは書き古された陳腐さが漂っています。俳優陣を見るための作品です。 (2008-06-18)
ドラマ版セカチューの堤幸彦監督作品であるだけに。「人の痛みを想像するって難しいね。」
この台詞を聞いた時、「ああ〜、これはいい映画だなぁ」と思いました。
ホームページに寄せられる依頼を元に、その人が心の傷を追った場所に包帯を巻き、撮影した写真を依頼者に送信する。それが包帯クラブの活動。
逆上がりができないことでいじめられた男の子の依頼には、鉄棒に巻いた包帯が逆上がりをしているかのような写真を送る。「理由は言えないけど」と、かつて暴行事件があったとされる場所に包帯を巻いて欲しいという依頼には、包帯を巻いた家具を燃やし、お葬式をあげている写真を送信する。
包帯を巻くという行為は、その人の傷や痛みを想像すること。どうすれば少しでも傷を癒してあげられるのかを考えること。
そういえば怪我をして巻く包帯も傷を治すために巻くんだよな〜と、当たり前のことを思った。
そして、包帯クラブのメンバー達は包帯を巻く時、いつのまにか自分の心の傷に照らして、依頼者の傷を想像するようになっていた。
抱えてしまった傷も決していらない物ではないのだと思えた。
最後のある場面でとても癒された。
ドラマ版「世界の中心で愛を叫ぶ」を演出した堤幸彦さんの作品であるだけに、ふわっと優しさが漂う映画だった。
見ないともったいない秀作です。 (2008-05-25)
この台詞を聞いた時、「ああ〜、これはいい映画だなぁ」と思いました。
ホームページに寄せられる依頼を元に、その人が心の傷を追った場所に包帯を巻き、撮影した写真を依頼者に送信する。それが包帯クラブの活動。
逆上がりができないことでいじめられた男の子の依頼には、鉄棒に巻いた包帯が逆上がりをしているかのような写真を送る。「理由は言えないけど」と、かつて暴行事件があったとされる場所に包帯を巻いて欲しいという依頼には、包帯を巻いた家具を燃やし、お葬式をあげている写真を送信する。
包帯を巻くという行為は、その人の傷や痛みを想像すること。どうすれば少しでも傷を癒してあげられるのかを考えること。
そういえば怪我をして巻く包帯も傷を治すために巻くんだよな〜と、当たり前のことを思った。
そして、包帯クラブのメンバー達は包帯を巻く時、いつのまにか自分の心の傷に照らして、依頼者の傷を想像するようになっていた。
抱えてしまった傷も決していらない物ではないのだと思えた。
最後のある場面でとても癒された。
ドラマ版「世界の中心で愛を叫ぶ」を演出した堤幸彦さんの作品であるだけに、ふわっと優しさが漂う映画だった。
見ないともったいない秀作です。 (2008-05-25)
もらい泣きしました。イメージ的にもっと現代的な、暗く陰湿な作品なのかなって思っていましたが、ものすごくピュアで暖かみのある仕上がりになっていました。
個人的には大きく評価したいです。他者の問題は人間にとって永遠の課題であると思います。そのことを意識しはじめる思春期に、それぞれの登場人物がそれぞれの心の揺らぎや、取り返せない悔悟の念にとらわれつつも、一歩を踏み出そうとする姿に感動しました。
現代的な作品に多い晦渋さもなく、かといって軽薄でもなく、人間の抱える様々な心の問題を描くことに成功していると感じました。ぜひ、一度みて下されば分かっていただけると思います。
他者のまなざしの中で生きる自分、自分を意識する自分、他人をまなざしでとらえる自分…永遠に繋がりあっていく自分のなかで、自分自身に関わる全ての関係の呪縛から逃れるすべなどないとしりつつも、もがく人間存在が理解できました。 (2008-05-17)
個人的には大きく評価したいです。他者の問題は人間にとって永遠の課題であると思います。そのことを意識しはじめる思春期に、それぞれの登場人物がそれぞれの心の揺らぎや、取り返せない悔悟の念にとらわれつつも、一歩を踏み出そうとする姿に感動しました。
現代的な作品に多い晦渋さもなく、かといって軽薄でもなく、人間の抱える様々な心の問題を描くことに成功していると感じました。ぜひ、一度みて下されば分かっていただけると思います。
他者のまなざしの中で生きる自分、自分を意識する自分、他人をまなざしでとらえる自分…永遠に繋がりあっていく自分のなかで、自分自身に関わる全ての関係の呪縛から逃れるすべなどないとしりつつも、もがく人間存在が理解できました。 (2008-05-17)
現代に生きる人たちの心の痛みに効く映画 すごく良かったです。自分は映画は結構観てる方だと思うんだけど、「なるほど。映画っていいもんなんだな。」って思った。
私は、重い作品とか考えさせられる作品とかって好きで、よく観るんですけど、そういう映画って、結構キツかったりする。観た後に、とんでもなくやりきれない気持ちになってしまったり。そういう映画はそういう映画でイイと思ってたんだけど、この映画は尚イイ!
観た後に、爽快感がある。「私も包帯巻いてみようかな。」って気持ちになる。
私は、自分の心の痛みばかりにとらわれていて、周りの人の心の痛みには無頓着だった。と気づいたり・・・・。
自分の傷を守ろうとすると、人には関心を払えなくなったり、人に心を開かなくなったり、閉じこもったり、人には優しくできないのかもしれないと思った。人の痛みを聴き、その痛みを癒そうとして、彼らは自分自身が癒されている。そんな様子が描かれていて、彼らに共感し、観ているこちら側まで癒される。
重くないんですよ。そこがおすすめ!心のヒダの部分に確実にふれてくるんだけども、さりげないし、心が少し活気づく。心が洗われたような気分すら覚える。
少し(イヤ本当はだいぶ)元気にさせてもらっちゃった映画です。
また煮詰まっちゃった時に観たい。そんな映画です。 (2008-05-09)
私は、重い作品とか考えさせられる作品とかって好きで、よく観るんですけど、そういう映画って、結構キツかったりする。観た後に、とんでもなくやりきれない気持ちになってしまったり。そういう映画はそういう映画でイイと思ってたんだけど、この映画は尚イイ!
観た後に、爽快感がある。「私も包帯巻いてみようかな。」って気持ちになる。
私は、自分の心の痛みばかりにとらわれていて、周りの人の心の痛みには無頓着だった。と気づいたり・・・・。
自分の傷を守ろうとすると、人には関心を払えなくなったり、人に心を開かなくなったり、閉じこもったり、人には優しくできないのかもしれないと思った。人の痛みを聴き、その痛みを癒そうとして、彼らは自分自身が癒されている。そんな様子が描かれていて、彼らに共感し、観ているこちら側まで癒される。
重くないんですよ。そこがおすすめ!心のヒダの部分に確実にふれてくるんだけども、さりげないし、心が少し活気づく。心が洗われたような気分すら覚える。
少し(イヤ本当はだいぶ)元気にさせてもらっちゃった映画です。
また煮詰まっちゃった時に観たい。そんな映画です。 (2008-05-09)
めっけもんじゃ ないでしょうか・・・今から35年前。
僕たち学生は世の中は変えるものだ。
そして、僕たちは変えることができる。。
そう思っていた。
東大紛争や、あさま山荘事件。成田闘争
いろいろな事件がおきた中、僕たちの仲間の何人かは
そんな闘争のまっただ中にいた。
そして、ぼくはと言えば、理科系の性。
毎日実験に追いまくられ、まーじゃんをしている友達の
代返をして、授業が終わると、飲みに行き語り明かし
夜通し麻雀に明け暮れた。
「赤ちょうちん」「神田川」の時代。
貧乏が将来の夢の糧となることを信じていた時代。
そこには、矛盾と混乱の中、なんとかもがく気持ちが
うずまいていた。
そして今、ぼくたちの子供のとき・・
僕たちの世代は平和を生んだ。
ただ、見せかけの秩序と飽食の世界は作ることができたが、僕たちの作った時代には、さらに大きな問題がある。 これは僕たちが願ったものではない。
まだ何かが足らない。
こころのつながりや、互いの思いやりをもった真の人間世界を作るにはまだ本当にほど遠い。
「包帯を巻いたくらいで・・何ができるの・・」と誰かが言う。
「包帯を巻いたくらいで、誰かが・・誰かのこころが・・一瞬でも癒されるなら・・」「めっけもんじゃないか」と・・答える。
僕は、最初の包帯が鉄柱に巻きつけられたのを見たとき、図らずも胸が締め付けられるのを覚えた。
包帯は人の傷をいやす道具。 鉄柱に巻きつけられた包帯は、人の心をいやすのだと・・そう思った。
僕たちが作ったこの世の中で育った彼らは・・・
もうすでに いま何が必要かを悟っているのだ。
包帯はその象徴。
彼らが大人になって、その子供の時代になったとき・・
彼らが必要と願った包帯を心に抱いた子供たちが
育っていってほしい。
この映画の中で、包帯を巻いたものを見るたびに心が熱くなる。
こんな包帯一つで・・こんな包帯一つだからこそ
世の中を変えることの力を秘めているような気がする。 (2008-04-20)
僕たち学生は世の中は変えるものだ。
そして、僕たちは変えることができる。。
そう思っていた。
東大紛争や、あさま山荘事件。成田闘争
いろいろな事件がおきた中、僕たちの仲間の何人かは
そんな闘争のまっただ中にいた。
そして、ぼくはと言えば、理科系の性。
毎日実験に追いまくられ、まーじゃんをしている友達の
代返をして、授業が終わると、飲みに行き語り明かし
夜通し麻雀に明け暮れた。
「赤ちょうちん」「神田川」の時代。
貧乏が将来の夢の糧となることを信じていた時代。
そこには、矛盾と混乱の中、なんとかもがく気持ちが
うずまいていた。
そして今、ぼくたちの子供のとき・・
僕たちの世代は平和を生んだ。
ただ、見せかけの秩序と飽食の世界は作ることができたが、僕たちの作った時代には、さらに大きな問題がある。 これは僕たちが願ったものではない。
まだ何かが足らない。
こころのつながりや、互いの思いやりをもった真の人間世界を作るにはまだ本当にほど遠い。
「包帯を巻いたくらいで・・何ができるの・・」と誰かが言う。
「包帯を巻いたくらいで、誰かが・・誰かのこころが・・一瞬でも癒されるなら・・」「めっけもんじゃないか」と・・答える。
僕は、最初の包帯が鉄柱に巻きつけられたのを見たとき、図らずも胸が締め付けられるのを覚えた。
包帯は人の傷をいやす道具。 鉄柱に巻きつけられた包帯は、人の心をいやすのだと・・そう思った。
僕たちが作ったこの世の中で育った彼らは・・・
もうすでに いま何が必要かを悟っているのだ。
包帯はその象徴。
彼らが大人になって、その子供の時代になったとき・・
彼らが必要と願った包帯を心に抱いた子供たちが
育っていってほしい。
この映画の中で、包帯を巻いたものを見るたびに心が熱くなる。
こんな包帯一つで・・こんな包帯一つだからこそ
世の中を変えることの力を秘めているような気がする。 (2008-04-20)
・ クローズド・ノート スタンダード・エディション
・ 恋するマドリ 通常版
・ 自虐の詩 プレミアム・エディション
・ 陰日向に咲く 通常版
・ ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ
| HOME |

